30代で介護士への転職を考えている方に、ぜひ注意して欲しいポイントをお届けします。
そもそも、完全未経験で雇ってもらえるの?と不安になるかもしれません。
結論から先に言いましょう。
全く問題ありません!雇ってもらえます!
常に人手不足の介護業界にとって、30代男性というのはまさに人財と言える存在です。
私の働いている施設に30代男性が面接に来たら、ウエルカムボードでも出しておきたいくらい喜びます。
ただ、問題となるのは実際に働いてみて本人が続けられるかという部分です。
30代男性が未経験で介護士に転職する際の注意点
介護士への転職を決める前に見て欲しい、30代男性ならではの注意すべき3つのポイント。
介護の世界は女性社会
男女平等と言われつつも、ほとんどの会社は男社会です。
女性よりも男性の方が立場も強く、上司もほとんど男性が普通だと思われるかもしれません。
しかし、介護の世界ではこの普通が普通じゃなくなります。
基本的に働いている介護士の7割以上は女性だと思ってください。
更に、看護師やケアマネージャーも女性が多く、施設長が女性という場合も多々あります。
女性から指導を受けたり怒られたりする場面もあるでしょう。
そこに耐えられそうになければ、介護士への転職は難しいと言えます。
ただ、その社会に適応できれば30代の男性は信じられないほど重宝されるのが介護の世界です。
高圧的で常にムスっとした表情では、介護業界で働くのは難しいです。
逆に明るく挨拶が出来て、優しい言葉遣いの出来る男性であれば全く問題ありません。
介護士として将来どうなりたいかが明確
30代で介護士への転職を考えているのであれば、将来の目標を明確にしておきましょう。
目標が明確になっていると、職場探しにも役立ちます。
将来は施設長やホーム長など運営側に立ち働きたいのか、利用者様を獲得する営業に回りたいのか、生活相談員として見学者や病院との連携を取りたいのか。
ケアマネージャーの資格を取って、利用者様の生活を組み立てるのも良いですね。
介護の世界は、何も現場だけではありません。
大手の介護法人であれば、キャリアチェンジで人事や総務など本社への異動もあります。
30代というまだまだ若い男性であれば、介護士として現場での経験を活かして将来どうなっていくかを期待される世代です。
最初から施設長を視野に入れているのであれば、30代の未経験男性なら施設長候補として入社出来る可能性も十分あります。
せっかく重宝される30代男性の介護士という肩書を無駄にしない為にも、転職を考える際にはキャリアアップの仕組みがどうなっているのかを確認しましょう。
目標を明確にする事で、将来の自分の働き方やお給料が大きく変わります。
介護士の世界に学歴は必要ない
ほとんどの会社では、中卒より高卒、高卒より大卒の方がお給料も高く、高学歴の方が昇進もしやすくなります。
しかし、介護士の世界では仕事が出来るが出来ないかの実力社会です。
あなたがどれだけ高学歴で、前職が一流企業だったとしても全く関係ありません。
10代や20代の若い女の子に色々教えて貰い、時には指導される事もあるでしょう。
「こんな学歴も無い年下に、指導なんかされてたまるか!」と思うようであれば介護士は向いていません。
30代の男性であれば、前職は部下を持ってバリバリ指導する側の立場の方も多いと思います。
しかし、介護士の業界では新人です。
学歴や自分自身のプライドが高い人には難しいでしょう。
初めての業界なので何も知らなくて当然です。
教えて貰った事を全て吸収して、まずは働いている職場で一番仕事が出来る介護士を目指すくらいの気持ちで挑めばそんなプライドも必要なくなります。
まとめ
30代男性が未経験で介護士に転職する際に、注意すべきポイントを3つに絞ってお届けしました。
- 女性社会に馴染む努力が必要。
- 将来の目標を明確にして介護士に転職しよう。
- 介護士に学歴やプライドは必要ない。
女性が多い介護業界ですが、男性の力を必要とする場面は多々ありますのでとても重宝されます。
30代男性であれば、例え未経験・無資格でも将来的なキャリアを見据えて介護業界で転職活動をすることが可能です。
しっかりとしたキャリアアップ制度がある介護事業所であれば、将来的な年収を考えても500万円以上は間違いなく狙えます。
しかし、環境の良くない介護施設に転職してしまった場合、介護の仕事そのものが嫌になってしまうかもしれません。
あなた自身のキャリアと時間を無駄にしない為にも、介護専門の転職サイトを利用して求人を探しましょう。

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