私が介護士に転職して年収600万を達成するまでの道のり【給与公開】

介護士は低賃金で給料が安いのに、重労働だから誰もやりたがらない。

社会からはこのようなレッテルを貼られている介護士ですが、はたして本当にそうでしょうか?

介護士の平均的な年収は380万円前後となっていますが、働く地域や就いている役職、資格の有無でも大きく変わります。
賃金構造基本統計調査 | 厚生労働省から算出

このデータは全ての地域や年代の平均を算出したものなので、実際は年収270万円~350万円程で募集をしている介護施設がほとんどです。

介護士から頑張ってホーム長や施設長になったとしても、年収は400万円~480万円で推移します。

最終的なゴールがホーム長や施設長であれば、年収500万円前後で頭打ちです。

こよみ

頑張ってホーム長になっても500万円ってちょっと夢が無い…。

職場にもよりますが、夜中に寝ていても休日でも関係なく緊急時に電話が掛かってくる立場でこの年収は高いとおもいますか?安いと思いますか?

私が施設長をしていた頃の年収は460万円でしたが、正直に言って見合わないと思います。

こよみ

休みでも電話鳴りまくり、ほぼ毎日13時間労働の地獄だったな。

高齢者施設では、急に亡くなる、大きな事故が起こる、搬送されるなんて日常茶飯事です。

その度に電話が来て対応に追われてしまい、精神的にも肉体的にもボロボロだったのを今でも覚えています。

しかし、転職をきっかけに今では年収600万円を超えました

それもバリバリ現場の介護士として。

前置きが長くなりましたが、この記事では私が介護士として働いた10年間で、どのような推移で給料が変わっていったかを全て公開します。

目次

未経験の介護士として23歳で転職

当時の私は、専門学校を卒業してから新卒で入社した営業の会社を退職し、夜の仕事をしながらフラフラしていました。

そろそろしっかりと安定した仕事に就かないとヤバいと思っていたところで、電車の吊革広告でたまたま目に止まった介護の仕事に応募しようと思ったのがきっかけです。

この時に、なぜ介護を選んだのか自分でも思い出せませんが、多分このままだとフリーターになってしまう…という危機感しかなかったと思います。

未経験の資格無しでも2つ返事で合格し介護士へ

とりあえず家の近くにあるバス停から、バス1本で行ける介護施設に応募しました。

明日面接に来てくれとの事で、緊張しながらもバッチリとスーツで決めていざ面接!

もう拍子抜けするくらい、あっけなく合格を言い渡されそのまま労働契約書を取り交わして次の日から働く事に…。

今ならこんな施設はヤバいというのがわかりますが、当時の無知な私は喜びながら家に帰ったのを覚えています。

介護業界の闇を知る

私が介護士の応募した施設は、とある社団法人の老人健康保険施設(通称:老健)でした。

ここで介護士の多くがぶつかるであろう問題を、全てと言っていいほど経験する事になります。

  • 未経験なのに、誰も何も教えてくれない。
  • 超高圧的な問題職員が徒党を組んで派閥争い。
  • 無茶な要望を押し付け、遅いと怒鳴り散らす看護師。
  • 喫煙所から絶対出てこないマン。
  • 施設長は現場を一切見ない。
  • ケアマネージャーが介護士の腰をぶっ壊すような援助方法を強要。
  • 排泄介助は基本的に手袋無しで素手対応。
  • 休憩の時間を誰も知らない。
  • サービス残業が月に40時間~50時間。
  • 利用者様に対して虐待まがいの援助。

正直ここまで酷い職場は中々無いと思います。

今ではネタになりますが、当時は本当にしんどくて何も考えずに応募した事を死ぬほど後悔しました。

いくら何でもツラすぎるし、生活もまともに出来ないので2ヵ月で辞めました。

一番きつかったのは、利用者さんが介護士から高圧的な態度で脅されるような現場を度々目撃していたにも関わらず、そういうものだと思い込んでいて何も言えなかった事だけが未だに悔やまれます。

無資格の完全未経験だと、大手法人が運営する介護施設でも基本給は16万円前後で求人を出している施設が多いです。

1か月で簡単に取得出来る初任者研修を持っているかどうかでも、給与が5,000円~20,000円ほど変わってきます。

そうは言っても、初任者研修の取得には80,000円~100,000万円ほど費用が掛かります

そんなお金出せないよ…という方も安心してください。

無料で資格を取らせてくれる施設や法人もたくさん出てきています。

最低6か月働くのような条件付きがほとんどですが、決められた条件さえ守ればいいだけなのでそのような職場で最初に働くのが一番お得です。

私は、そんな職場があるのを知らなかったので自腹で初任者研修(当時はヘルパー2級)を取得しました…。

24歳で様々な介護施設に転職しまくる

資格の重要性を知った私は、初任者研修(ヘルパー2級)を取得し新たな介護施設探しを始めました。

この時は、転職サイトや転職エージェントを使うことなく自力で探していました。

最初に働いた施設はこの世の地獄みたいな所でしたが、介護の仕事自体は嫌いにならかったので色々な場所を見てみたいと思いとりあえず派遣会社に登録しました。

短期で出来る所をお願いしてグループホーム、デイサービス、訪問介護と1~3か月の期間で自分に合う介護の業態を探して求めていた時期です。

給料も手取り20万を切る事なく残業もしっかり申請できたのでこのまま派遣でもいいかなと考えたりしました。

夜勤無しの日中のみだけにして、この給料は個人的には満足でした。

定時で上がれるので自分のやりたいことも出来、派遣なので委員会やイベントも関係ないので気楽です。

しかし、ボーナスもなく、年収にすると300万に届くかどうかではこの先の将来性は無いと思い本気で就活する事を決めた時期でもあります。

自分1人ではどうにもならないと思い、夜勤中や休憩時間に転職サイトを3、4か所まとめて登録してひたすら求人を見ていました。

27歳で施設長になり年収が大幅アップ!

25歳になる直前くらいに、漠然と介護でどれくらい稼げるのか挑戦したいと思い始めました。

施設長になればどれくらいの給料になるのかもイマイチわかっていませんでしたが、施設長や主任といった役職にチャレンジ出来る介護施設や法人を転職サイトを使って探してもらい、5か所くらい面接を受けに行ったのを覚えています。

転職サイトから勧められた、とある介護法人の施設での考え方が私のやりたい介護と完全に一致していたので、受かるのに必死で何を話していたかもよく覚えてません。

あの頃は熱意に溢れてた…。

特に施設長候補やキャリアとして入社したわけでもなく普通の一般募集で入社したので、給与は無資格未経験より一段階上の給与でしたが夜勤手当が5,000円でしたので派遣の時と月給はほとんど変わりません。

ただ、正社員でボーナスが出るようになったので年収としては上がりました

少しでも稼ぎたくて、月に平均で8回、時にはひと月全部夜勤なんてのもあったので普通の新人会社員くらいは貰えてたと思います。

ボーナスは年間で、基本給の2か月分でした。

・正社員
・基本給    … 16万円。
・残業代    … 月に10時間程で1万円前後。
・夜勤手当   … 1回につき5,000円。
・その他手当  … 1万円~2万円
・月の平均給料 … 平均20万円~24万円
・年収     … 280万円~300万円前後。

ただ、その施設に決めたのはキャリアアップの基準や、チャレンジ出来るチャンスが明確だったというのが決め手です。

介護の現場で3年間働き施設長へ!

どれだけ頑張っても、昇給や昇格が無いのであれば頑張る意味がありません。

私はそこで介護についてひたすら勉強し、自分の介護技術も必死に磨きました。

30歳になる前に施設長になるという、自分の中で明確な目標があったからこそ出来た事だと思います。

社内で行われていた施設長となる為の面談やテスト、事例発表や研修に参加し27歳で目標としていた施設長になる事で出来ました。

20代で施設長になるには、小さな施設や社団法人ではほぼ間違いなく不可能です。

介護業界大手の法人、もしくは介護のベンチャー企業を狙えばまだまだ20代でも施設長にはなれます。

ちなみに私が選んだのは、介護のベンチャー企業の方です。

無事施設長に昇格して、給料がとんでもなく上がって驚きました。

年収が150万ほどアップしたのです。

・管理職
・年俸制
・年収     … 450万円(残業代・様々な手当含む)
・月の平均給与 … 38万円(手取り30万円前後)

当時は私の他にもう1人、20代の施設長がいました。

ちなみにその方は女性ですが、26歳と私よりも若くして施設長になっています。

施設長になった事で、年収が300万円から450万に一気に上がった事でますますやる気を出していましたが、給料をこれ以上上げるのは相当難しい事を知ります。

給料を上げるには、更にその上の役職を狙うしかありません。

施設を運営する施設長から地域を見る地域統括や部長といった役職ですね。

ここまで行くには、経験だけでなく学歴も必要になってきます。

そうなると、20代、30代では現実的に見てもかなり無理があります。

2年くらい施設長として有料施設の運営を行ってきましたが、これよりも上を目指せる希望もなく、

管理者は年俸制だったので、毎月決まった金額が振り込まれるだけで飽きてしまったというのもあります。

そこで考えついたのが、このキャリアを活かして転職活動をしたらどれくらいの給与が貰えるところに行けるのだろうと考えました。

施設長を3年目にして、新たな目標が出来たので名残惜しさもありましたが転職を決意しました。

30歳で現場の介護士として転職活動

施設長として1つの介護施設を任されて経営に携われるのはとてもやりがいのある仕事でしたが、休日夜間問わず呼び出される事にストレスも感じていました。

そこで再び、現場の介護士として働く事に決めて30歳で介護士で転職。

この時に、私が出した条件がこちら。

  • 基本給が23万円以上
  • 夜勤手当が1回8,000円~10,000円。
  • 残業があるのは問題ないが、しっかりと残業代を申請出来る。
  • 年収450万円~500万円以上見込める。

しっかりと条件を満たしてくれる介護施設や法人を紹介してもらい、最終的にCMでも見るような大手介護法人に決めました。

大手の介護法人は、給料が良くないと勝手に思っていたので正直言って驚きました。

転職サイトと転職エージェントにお世話になりながら就活をした結果とある大手法人を紹介され、現場主任候補として採用されました。

大手介護法人に就職が決定!

・正社員
・基本給   … 25万円
・残業代   … 20時間で5万円前後
・夜勤手当  … 1回につき10,000円
・その他手当 … 皆勤手当や住宅手当で5万円前後
・月の平均給与… 50万円(手取りで40万前後)
・年収    … 600万円

夜勤の回数や、残業時間によってバラつきが大きくなりますが、大体平均するとこれくらいです。

残業は平均すると大体15時間~20時間ほどですが、忙しい月だと40時間以上の時も数回ありました。

ボーナスは1年分を12分割して毎月の給与に上乗せか、年2回の通常通りの支給かを選べたのでいつでも辞められる事を考えて分割にしています。

介護士が転職する際は基本給を見る

基本給が高ければ高いほど、ボーナスや残業、休日出勤をした際に貰える金額が大きくなります。

更に、将来的な事を言えば年金にも大きく関わってくる部分です。

介護士にしっかりと給料を払ってくれるかどうかの見極めは基本給を見て下さい。

どんなに住宅手当やその他の手当が充実していても基本給が安い施設や会社はあまり信用出来ません。

運営側からすると、基本給が安いと残業代も安く介護士を使えるので労働環境が良くない施設の可能性があります。

私の場合だと、休日出勤や40時間以上の残業をした時に残業代が10万円を超えた事もありますが、もし基本給が18万円程度であれば同じ残業時間でも数万円単位で変わってきます。

基本給18万円の残業代…約4万円
基本給25万円の残業代…約8万円

介護士の場合だと、深夜手当や早朝手当がつくのでざっくりとした計算です。

それでも、これだけの差が出てきます。

残業が全くない介護施設であれば気にする事もありませんが、介護業界で残業0時間は中々ありません。

忙しくて残業が多ければ多いほど、基本給の高さが年収に大きく影響します。

介護士が転職する際には基本給で妥協しないようにしましょう。

稼げる事を念頭に置いていたので、給料が良ければ本当にどこでもよかったのですが、介護福祉士を持っていれば450万以上見込める転職先は意外と多くありました。

ただ、条件の良い求人は非公開求人になっている事が多いので自力で探すのは難しいかもしれません。

介護リーダーや施設長をしていた経験よりも、介護士としての経験年数や介護福祉士の資格の方が転職の際には重要視されます。

32歳になった今の目標は介護士で年収1,000万

現在私は32歳ですが、20代や30代でも介護士でこれだけ稼げるんだ!というのをもっと知ってほしいです。

そして、ブラックな介護施設は無くなれば良いくらいに思ってます。

その為には、実際にこうすればこうなれるよ!といった実例が無いと中々行動に移すのも難しいと思うので、このサイトを立ち上げる事にしました。

最終的な目標は、介護士をしながら年収1,000万円を稼ぐことです。

介護士でどうやって年収1,000万を稼ぐ?

現実的に考えて、現場で介護士として働きながら1,000万円の給与を貰うなんて当然無理です。

というか、正直今の600万で給与として貰えるのは限界かなと感じています。

自分で介護施設を運営したり事業所を立ち上げたりすれば不可能では無いですが、誰にでも出来る事じゃありません。

そもそも初期投資に500万~1,000万位は掛かるので…。

そこで、現実的に考えると介護士と副業の組み合わせになります。

現在ライターとしてクラウドワークスを使ったり自分の趣味サイトを立ち上げたりして副業中です。

ライターもサイトの運営もまだ1年も経過していませんが、ライターとしては月に6万~8万円

サイトの運営は月に5万円の副収入になっています。

他にもせどりや短期バイトなど様々な副業を試しましたが、今はライター&ブログサイト運営に落ち着きました。

私の場合は夜勤が多いので、空いた時間に記事の下書きも出来る介護士とライター&ブログの相性はかなり良いと思います。

短期バイトは体力的に辛くて2か月くらいで辞めてしまいましたが、体力に自信のある方は即金性もあるのでおすすめです。

まとめ

介護士はキツくて給料も安い!

この世間一般のイメージを払拭するのはかなり難しいと思います。

事実、給料も安くてとんでもなく忙しい施設や職場は数えきれないほどあります。

しかし、職場選びさえ間違わなければ、介護士でも十分稼げます!

そんな事言われても、私には無理…と思うようであれば一度転職サイトや転職エージェントを利用してみてください。

登録も閲覧もタダです。

今この記事を閉じたら、恐らくこの先も環境が変わる事は無いでしょう。

重い腰を上げるのは今ですよ!

↓失敗しないための転職サイトは、こちらの記事で紹介中↓

こよみ
介護士歴10年
介護福祉士/老健/有料老人ホーム/サ高住
管理者と現場主任を経験。
介護業界は本当に稼げないのか?
どうすれば給料を上げることが出来るのか、年収を上げるにはどうすれば良いのかを本気で考えています。
介護士としての日常や考え方を発信したり共有したいと思ってブログを立ち上げました!
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