こんにちは!今年で介護業界10年目になる、こよみです。
今回は、2022年の介護業界がどうなるかを予想してみようかと思います。
予想する項目はこの3つ!
- 2022年に介護士の給料は上がるのか?
- IT機器や最新福祉用具の導入で仕事は楽になるのか?
- 転職で給料が爆上がりのチャンス⁉
これを読んでいるあなたも、ぜひ2022年の介護業界がどうなるかを一緒に予想してみてくださいね。
2022年に介護士の給料は上がるのか?
これは予想と言うよりも、既に決まったので確定している話ですね。
現場で働く介護士の給料は月に9,000円アップします!
年間にすると10万8,000円も上がるので大きいですよね。
この手当は、2022年2月から開始されます。
「やったぁ!給料が増える♪」
そう考えている人が多いと思いますが、喜ぶのはまだ早いかもしれません。
この手当は、当然ながら一旦事業所へ入ります。
配分に関しては、事業所が自由にしていいルールなので確実に自分の手元に9,000円入るとは限らない!!
逆に、優秀な介護士とそうでない介護士の2人がいた場合、優秀な介護士に15,000円の手当を出して、そうでない介護士には3,000円なんて配分方法もありです。
これは事業所の考え方にもよりますが、恐らく上記のように優秀な介護士への手当を多少増やす事業所や施設が増えるのではないかと予想しています。
確実に介護士の平均年収は上がってきている
少し嫌な話をすると、介護士は仕事の割に給料が低いと言われながらも生産性が低く誰でも出来る仕事なので、介護=低所得者というイメージが付き纏っていました。
しかし、介護士の深刻な人手不足と少子高齢化による介護需要が急激に上がって来て、国も本格的に介護士の給料アップを支持しています。
また、介護士と看護師の給料を同等にするべきと考える企業も出てきて、看護師並みの給料を支払う企業も出てきているのも事実です。
こんなの、10年以上前では考えられませんよね。
実際に介護士の平均給与は年々上がっていて、2016年の介護士の平均的な給料は28万3,790円だったのに対し、2020年には32万5,550円にまで引き上げられています。
介護士の平均給与の引き上げ額は、4年間で41,760円も上がってるんです!
年収にすると約48万円以上アップしていることになります。
このまま行けば、2022年も間違いなく介護士の平均給与はアップするでしょう。
全自動の何でもやってくれる介護ロボットでも出てこない限り、介護士の需要はアップする一方です。
実際に私も、10年前に介護の仕事を始めたときは年収が280万で絶望していましたが、今では年収600万円も稼げるようになりました。

IT・ICT機器の導入で2022年の介護士の仕事は楽になる?
近年介護業界に参入しているのが、様々なITテクノロジーを使った便利グッズ!
未だに紙媒体の記録とか使ってる事業者は、ハッキリ言って『古い』です。
たまにいますよねー…電子媒体で記録してんのに、紙で書いて!ってうるさい人…。
もうそんなのは時代に取り残されていく化石なので、放っておきましょう。
仕事なんだから、新しいものを覚えようとしない方が悪いだけです。
それでは2022年にメジャーになるのでは?と予想するIT機器を予想してみます。
2022年にメジャーになりそうな介護のIT機器
- 見守りセンサー
- 介護記録用のソフトやアプリ
- オンライン会議や面会用の機器
見守りセンサーなどの安全管理用の機器
これはすでに使っている施設も多数あるかと思います。
導入するのにかなりのお金が掛かるので、まだまだ一般的とは言えませんが、厚生労働省も介護士の業務改善のためにと「ICT導入支援事業」を行っていて、助成金を出してくれています。
見守りセンサーの良いところは、なんと言っても見守りや巡視と言った、安否確認をする業務が激減するところです。
100人規模の介護施設の夜勤で、1~2時間おきの巡視をしていたこともありますが、マジで何の仕事をしているのかわからなくなるくらいしんどかったです。
当然、その巡視の間にも排泄などの援助は入ってきます。
もし援助で遅れてしまって、巡視した時に転倒して大怪我していたり、最悪亡くなっていたら…。
なんて考えて仕事をしていたので、常にプレッシャーとストレスが半端じゃなかったです。
しかし、見守りセンサーがあればしっかりと眠っているかどうかの他に、心拍などに異常が出ると教えてくれるものもあります。
わざわざ全室回って安否確認をしなくても、画面1つでちゃんとベッドの上で寝ているかどうかがわかるので、めちゃくちゃ楽になりますよ!
介護記録用のソフトやアプリ
記録は紙に書いてなんぼでしょ!っていう古臭い考えは捨てましょう。
スマホやPCで簡単に記録することが出来るようになれば、それだけ業務の負担が無くなります。
決められた援助は終わったのに、記録が終わってなくて残業…。
しかも、記録が遅いのは自分の責任だからサービス残業…。
なんてのも、介護業界の悪い風習ですよね。
いかに簡単で楽に記録できるのか?を考えられた介護専門の記録用ソフトが導入されると、最初は戸惑うかもしれませんが覚えてしまえば大幅な業務軽減に繋がります。
オンライン会議や面会用機器の導入
コロナによって、テレワークが主流になった会社も多くありますが、介護業界に居る限りテレワークはまず無理です。
しかし、カンファレンスなどの会議の時はどうでしょうか。
休日なのに、電車に乗ってわざわざ職場まで行って会議してませんか?
感染リスク!感染リスク!と騒いでいるのに、カンファレンスで外出するのはOK?
そんなの明らかにおかしいですよね。
会議の時は、集まらずにzoomなどでオンライン会議をしている事業所も増えてきましたが、対面でやっている施設の方がまだまだ多いでしょう。
入居者と家族の面会はオンラインへと移行しているので、その流れで2022年のカンファレンスやサービス担当者会議なども、オンライン化してくると予想しています。
2022年は転職で給料が爆上がりのチャンス⁉
年々上がり続けている介護士の給与ですが、これで問題になるのが『介護士の囲い込み』です。
需要がどんどん増えているので、どこの介護施設や事業所も介護士の人材確保に躍起になっています。
何年も前から介護士の人手不足が問題視されていますが、今後はそれが更に深刻化していくことになるでしょう。
というか、人材が豊富なホワイトな介護施設と常に人が足りないブラックな介護施設の二極化が激しくなってくると予想します。
今はまだまだブラックな施設が多く、介護士=辛くて給料が安い仕事だと思い込んで働いている人も多いでしょう。
しかし、介護士の仕事が注目されればされるほど、「あれ?私が働いているこの施設ってヤバくない?」と気付き始める人達もたくさんいます。
他の介護施設や事業所の求人を見て、給料が高くて年間休日も多く、ホワイトな職場があれば当然そっちに流れますよね。
そうなると、ブラックな介護施設はどんどん淘汰されていくことになります。
今までが異常だっただけで、本来はこのかたちが健全なのでしょうが、まだまだ道のりは遠いでしょう。
しかし、こうして国が本格的に介護士の給与改善に力を入れてきているのを見ると、この動きが加速しそうだなと感じています。
今働いている介護施設に未来が無いな…と思うのであれば、少しでも早く転職するのをオススメします。
どんな求人があるのかを知っておくだけでも、保険になりますので、ぜひチェックしてみてください!
2022年に介護士として転職を考えているのであれば、最初から好条件の給与で転職できそうですよ!

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